ブックタイトル第29回 国民文化祭・あきた2014「公式ガイドブック」
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第29回 国民文化祭・あきた2014「公式ガイドブック」
を旅する財も全国最多。そのことが嘘っぽい作りではなく、リアルに出ていてすごくいいと思いました。藤本 ありがとうございます。いろんなものが綺麗にパッケージングされていく世の中で、貴重な文化が、ある種手つかずの状態で残っている秋田という場所は本当に魅力的だし、僕の使命はこの事実を、これからもできるだけ多くの人に伝えていくことだと思っています。元爆 藤本さんが出会っていない素晴らしいものが、秋田にはまだまだ眠っていますよ。藤本 ええ、そう思います。巡るたびに常に新しい発見がありますから。都会のように物質的に豊かではなくても、豊かさを感じさせてくれるものが、秋田にはそこら中に転がっている気がします。それはそうと元爆さんは、なぜ首都圏と秋田を行き来する生活をされているのですか?元爆 「いささか暗い」と言われている秋田のイメージを、自分の得意分野である"お笑い"で明るく変えていくためです。と言うと、なんかすごく格好良く聞こえるかもしれませんが、単純な話、生まれ故郷である秋田を僕もやっぱり好きなんです。藤本 具体的にはどういった活動を?元爆 今話題の芸人の漫才やコントを秋田の人に生で見てもらう機会をつくるため、定期的にお笑いライブを開催したり、秋田で開催されるイベントのプロデュースやキャスティングのお手伝いをしたり。そんな感じですかね。藤本 いやぁ、いくら地元のためとは言え、なかなかできることじゃないですよ。元爆 僕にはこれしかないですから。それに、秋田の人が笑いの文化に触れて笑顔になるのを見るのは、本当にうれしいですしね。貴重な文化が、ある種手つかずの状態で残っている秋田という場所は本当に魅力的です。(藤本)元祖爆笑王藤本智士(放送作家・演芸作家) (編集者・「のんびり」編集長) ×編集者、「のんびり」編集長。1974 年、兵庫県西脇市生まれ。2004年に出版した「すいとう帖」をきっかけに、“マイボトル”という言葉を生み出し、現在のマイボトルブームをつくる。2006年、雑誌「Re:S(りす)」創刊。書籍や展覧会、ものづくりを通して、Re:S=Re:Standardを体現していく編集活動が話題を集める。著書に「ほんとうのニッポンに出会う旅」(リトルモア)。 編著に「池田修三木版画集センチメンタルの青い旗」(ナナロク社)ほか。03