ブックタイトル第29回 国民文化祭・あきた2014プレガイド 2013年10月発行
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第29回 国民文化祭・あきた2014プレガイド 2013年10月発行
増田の蔵/ますだのくら伝統的な建物を通年で公開している横手市増田町。一般公開されている蔵は現在14 棟あり、建物により公開日や見学料が異なる(入場無料の施設もあり)。公開時間は9 時~ 16 時。日の丸醸造・佐藤多三郎家・旧勇駒酒造の見学については予約が必要。スタッフが丁寧に応対してくれる増田観光物産センター「蔵の駅」を起点に、見学ルートを設定するのがオススメ。 窓の外に流れる「山」のある景色に見入っていると(どこまでも平らな土地が続く国で育った私にとって、山はとても新鮮だった)、車は次の目的地、横手市増田町に到着した。ここはかつて、物資の集散地として栄えた町。町人たちが競って造った内蔵(うちぐら) という建物が観光資源になっている。日本語の「蔵」は倉庫を意味する言葉だけど、増田の蔵は人がくつろげる空間になっていて、造りも非常にアーティスティック。ここで暮らしていた先人たちの美意識の高さに驚かされた。 それにしても一般的な言葉と解釈の範疇を軽々と超えていく秋田の文化は、本当に奥が深い。そして価値あるものが人の手によって大切に保全され、五感に訴えるモノ・コトと当たり前のように出会える環境を実現しているのは、とても意義のあることだと思う。今日は駆け足の一日だったけど、今度はもっとゆっくり秋田の文化を巡る旅に出てみたい。文化を旅する特集07