ブックタイトル第29回 国民文化祭・あきた2014プレガイド 2013年10月発行
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第29回 国民文化祭・あきた2014プレガイド 2013年10月発行
民謡王国、秋田。この表現は決して大げさではない。全国の民謡が収録された書籍には、多くの秋田の民謡が収録され、プロ歌手や愛好団体も多く、全国規模の民謡大会は毎年13 開催されている。各地から修練を積んだ強者が集まるステージでは、秋田出身の歌い手たちが高い評価を受け続けている。 秋田の名所を歌う「秋田追分」、秋田民謡の代表的存在「秋田おばこ」、秋田自慢を滑稽に歌う「秋田音頭」、婚礼の祝い唄「秋田長持唄」、船乗りの心意気を歌う「秋田船方節」、秋田自慢を歌う「ドンパン節」など、タイトルからメロディーが想像できなくても、実際に聞けば「あぁ、これか」と記憶の糸がつながる楽曲も多い。 それは民謡が昔から歌い継がれ、大会を目指すのど自慢が育ち、美声がメディアにのって全国へ届くという流れが確立されている証し。少子高齢化が進み、伝統の保存がますます難しくなっている今の日本にあって、理想的といえる継承の構図が秋田の民謡には存在している。 吹奏楽に青春を捧げた人なら誰もが一度は夢に描き、憧れる舞台がある。" 吹奏楽の甲子園" と呼ばれ、観覧チケットがわずか数分で売り切れるほど絶大な人気を誇る「全日本吹奏楽コンクール全国大会」がそれだ。 全国大会のステージに立つことが許されるのは、各支部の大会を勝ち抜いた一握りの学校のみ(各県から必ず一校出場できるというわけではない)。狭き門をくぐり抜けるため、少年少女たちは来る日も来る日も練習に明け暮れるのである。 そんな夢の舞台で秋田県は長きに渡りトップに君臨し、全国から「吹奏楽王国」と称されてきた。中学の部での金賞獲得回数1970 年代6 回、80 年代1 回、90 年代4 回、00 年以降7 回。高校の部での金賞獲得回数70 年代9 回、80 年代6 回、90 年代1 回という数字は、同コンクール史上に燦然と輝いている。 ここ数年、金賞獲得の報は届いていないが、かつて部員として夢の舞台に立った栄光の時代の立役者たちが、指導者として円熟味を増しつつある今日。吹奏楽王国復活への期待は高まる一方だ。 横手盆地の中央に位置し、湧水の郷として知られる美郷町。町の中心部にある六郷湧水群は大切に保全されており、地域の人々は喉を潤したり、野菜を洗ったりと、今でも清水を生活用水として利用している。この清水を使った特産品としては、ニテコサイダーが有名。口の中に優しく広がる甘さが印象的なドリンクは、レトロな味わいで全国区の人気を誇っている。 そんな風光明媚な美郷町が、音楽であふれる日がある。1996 年より開催しているJAZZ フェスティバル、そして、友好都市交流を続けている東京都大田区とともに、2009 年より開催している「大田区・美郷町友好交流コンサート」だ。 地元中学の吹奏楽部や県内で活動しているアマチュアバンドをはじめ、プロとして活動しているアーティスト、著名なゲストミュージシャンなど多彩な顔ぶれが揃い、演奏のレベルも高く、地域住民のみならず音楽ファンにも好評。国民文化祭開催年には「アクアJAZZフェスティバル」として、さらにパワーアップする同イベントをお見逃しなく。秋田を民謡王国たらしめるもの。秋田の民謡なるか、吹奏楽王国復活。秋田の吹奏楽水の郷のコンサートがパワーアップ。アクアJAZZフェスティバル[美郷町]音楽 No.2アキタミュージックフェスティバル街に音楽が溢れると、自然に人が集まり、出会いの場が生まれる。音楽の持つ力で秋田の街を楽しく、元気にしたい?? 。そんな思いを持つ人々の手で始められた音楽をこよなく愛する人たちの祭典、それがアキタミュージックフェスティバルです。プロ・アマ問わず様々なジャンルの音楽家やミュージシャンが集う「ザ・パワーオブミュージックフロムアキタ」、吹奏楽やビッグバンドを中心とした「秋田ブラスフェスタ」の2つイベントで構成され、来年は国民文化祭に合わせ10 月の開催を予定しています。音楽が秋田の「ストリート」を熱くします。秋田の文化コラム24