ブックタイトル第29回 国民文化祭・あきた2014プレガイド 2013年10月発行
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第29回 国民文化祭・あきた2014プレガイド 2013年10月発行
?国民文化祭応援大使からのメッセージ?学校教育にとって学力テストはすべてではありません。でも、小学校、中学校の学力テストで秋田県が6回連続、圧倒的に上位を占めていることは心からうれしいことです。どうしてなのか。さまざまな理由があるでしょう。何よりも大きいのは、「文化」の裾野の確かな広がり、基本的な「文化」の質の高さの問題なのではないのか。生活に根ざした「文化」が子どもたちにも受け継がれているのではないか。私たちはそれに気づかなかっただけではないか。そう思うようになりました。だからといって、ことさら他県に威張る必要はありませんが、「国民文化祭」は、そんな秋田をまず自らが見つめ直し、先人から伝わってきた大切なものは何かを確認する旅にしなければならないと思うのです。橋本五郎読売新聞東京本社特別編集委員第29 回国民文化祭・あきた2014 の開催、おめでとうございます。県内各地で開催される各イベント概要を拝読しながら、今からワクワクしているところです。その土地土地に伝わる言葉、音色、舞、食、香り、そして独特の空気を味わうことで、時空を超えた意思疎通が生まれ、訪れる人が、それぞれのルーツに思いを馳せる―、そういう場に、国文祭はきっと、なり得るはずです。応援大使の一員として、私も微力ながら、我が愛するふるさと・秋田で開催される国文祭の魅力を、文化放送のオンエアを通じて、随時、お伝えしてきたいと思います。石川真紀文化放送アナウンサーM A K I K O U C H I D A T EG O R O H A S H I M O T O M A K I I S H I K A W A 秋田は県民がとにかく面白い。全国学力テストで常にトップランクの秋田の児童、生徒だが、テレビの街頭インタビューでそのわけを聞かれた大人は、「勉強さねばナマハゲ来るからでねが」と、大まじめに答えていた。かと思うと、終戦からわずか三か月後に、全県縦断駅伝を敢行。人々を勇気づけた。焦土からまだ煙が立つ中を、「米だば何ぼでもあるがら、走れ」と言ったというから豪快だ。田沢湖畔からすぐれたオリジナルミュージカルを発信し続けて60 年の「劇団わらび座」。曲げわっぱや樺細工、川連漆器など鑑賞するのではなく日常使いの伝統工芸品、ハシゴできるほど全県で湧く温泉。面白い県民たちにどんどん話しかけて、聞いてほしい。面白い秋田を自慢気にいくらでも教えてくれるはずだ。内館牧子脚本家12